開催日 |
公演内容 |
講師 |
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第1回 |
2012/5/27 |
・最新の補綴治療について Bone anchored Bridge, IPS e-maxを中心に |
伊神会長 |
第2回 |
2012/8/29 |
鈴川雅彦先生 |
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第3回 |
2012/12/19 |
佐本博先生 |
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第4回 |
2013/3/17 |
丹羽浩之先生 |
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第5回 |
2013/5/26 |
山崎長郎先生 |
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第6回 |
2013/9/29 |
井野泰伸先生 |
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第7回 |
2013/12/1 |
・Contemporary Concepts for Implantology and Strategy for Making anagement and Marketing System |
小林祐之先生 |
第8回 |
2014/3/9 |
・MBA式 ケーススタディ研修 |
星剛史先生 |
第9回 |
2014/3/16 |
清水藤太先生 |
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第10回 |
2014/5/11 |
堀内克啓先生 |
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第11回 |
2014/7/27 |
殿塚量平先生 |
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第12回 |
2014/9/28 |
新藤有道先生 |
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第13回 |
2014/11/2 |
鈴木真名先生 |
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第14回 |
2014/11/30 |
小原澤友伸先生 |
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第15回 |
2015/2/1 |
・Erbium LaserのWater micro explosion を用いたPeri-implantitis治療ならびに歯周、再生療法 |
山本敦彦先生 |
第16回 |
2015/5/24 |
白石和仁先生 |
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第17回 |
2015/6/28 |
岩田雅裕先生 |
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第18回 |
2015/9/27 |
天川由美子先生 |
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第19回 |
2015/10/25 |
寺内吉継先生 |
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第20回 |
2015/12/6 |
西川洋二先生 |
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第21回 |
2016/3/27 |
伊神会長 |
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PBS |
2016/7/24 |
牧野恭千先生 |
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PBS |
2016/9/25 |
天川由美子先生 |
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第24回 |
2016/11/20 |
鈴木宏樹先生 |
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PBS |
2016/11/27 |
天川由美子先生 |
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第26回 |
2016/11/27 |
宮本貴成先生 |
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PBS |
2017/1/22 |
天川由美子先生 |
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第27回 |
2017/4/9 |
小池軍平先生 |
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第28回 |
2017/9/3 |
林洋介先生 |
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第29回 |
2017/11/23 |
松本勝利先生 |
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第30回 |
2018/3/25 |
藤田大樹先生 |
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第31回 |
2018/6/3 |
町田純一郎先生 |
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第32回 |
2018/8/12 |
岡﨑勝教授 |
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第33回 |
2018/8/26 |
松丸悠一先生 |
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第34回 |
2018/12/9 |
田代浩史先生 |
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第35回 |
2019/1/13 |
有賀正治先生 |
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第36回 |
2019/3/17 |
赤司征大先生 |
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第37回 |
2019/6/16 |
小畑真先生 |
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第38回 |
2019/12/22 |
伊藤直人先生 |
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第39回 |
2020/1/19 |
高橋由先生 |
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第41回 |
2021/3/7 |
・Pursuing Esthetic Longevity in Comprehensive Dentistry~包括診療の一環としての審美治療を考える~ |
中川雅裕先生 |
第42回 |
2020/12/6 |
行田克則先生 |
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第43回 |
2021/4/18 |
・インプラントのトラブルシューティング Dental implant complications, solutions and preventions |
鈴木貴規先生 |
第44回 |
2021/9/5 |
伊神会長 |
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第45回 |
2021/12/12 |
鈴木貴規先生 |
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第46回 |
2022/2/27 |
富樫宏明先生 |
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第47回 |
2022/5/22 |
宇野澤元春先生 |
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第48回 |
2022/11/20 |
千葉豊和先生 |
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第40回 |
2023/2/26 |
二宮佑介先生 |
『歯周組織再生における選択肢 —錯綜する情報の中で−』 |
白石和仁先生 |
2015年5月24日 開催 骨欠損改善を目的に古くから様々な術式が登場してきているが、1980年代にバリアーメンブレンを用いたGTR法が発案されてからは、エナメル基質タンパクに代表される生体材料を含めたマテリアルが次々と登場し、再生医療の現場は急速に進歩してきているといえる。20年程前の歯周外科分野における争点は「組織付着療法」か「切除療法」かということであったが、この10年程はその論争すら行われず、トピック的な要因も相まって「再生療法」一辺倒であるかのように感じられる。しかし、何かしらのマテリアルを使用した再生療法はそのほとんどが保険適用外の治療となり、一部の限られた患者のみ享受することができるのが現状であり、歯周疾患患者全体から見た場合、はたしてどの程度貢献できているのかは不透明である。一方、患者自身の生体内組織を利用する場合は先の問題は解消され、古くからは自家骨移植や歯根膜を利用した自然挺出・矯正的挺出が多く行われてきた。また、「歯間部歯槽骨面露出術」に代表される古典的な手法の場合、最新の治療法に劣るのは仕方が無いとしても本当に日常臨床の場から消え去ってしまわなければならないのかが疑問として残る。特に若い歯科医師達の教育を考えた場合、「再生療法」も所詮基本的治療の延長線上にあるたった一つのオプションに過ぎないことを踏まえたラーニングステージを示唆することによって、地に足の着いた臨床を根付かせることもまた重要ではないかと考える。そして、現在の日本の一般的な歯科医療現場においては、一部の限られた患者のみ享受することができる最先端の「再生療法」も当然重要ではあるが、もっと多くの患者がその恩恵を享受できるようにするためには、そこからフィードバックされる情報を基に術者の環境に合わせた工夫を凝らす必要もあるのではないだろうか? 今回は古典的なものをはじめ幾つかの術式を検証してみるとともに、再生療法の症例を提示させていただき、これからの展望を考察してみることにする。 |